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トレンドの方向と推進力をGMMAの形状と位置関係で把握できるため、パッと見て判断しやすく相場の方向を捉えるのに役立ちます。
まりえ
ここではGMMAについてお伝えしていきますね(^_^)
GMMA(複合型移動平均線)ってなあに?
これはEMA(指数平滑移動平均線)を短期的なパラメーター6本と長期的なパラメーター6本の計12本並べて表示させたインジケーター。
開発者はダリル・ガッピー氏で、豪州の株式市場で運用の経験をもとに生み出しました。
- 市場参加者を2つのグループに分類→投資家の動きを表す長期線と投機家の動きを表す短期線
- お互いの行動パターンを長期線と短期線の位置関係や形で判定
まりえ
その際、パラメーターは以下で紹介する数値を使用し、特に調整する必要はありません。
長期線
パラメーター:3、5、8、10、12、15
GMMAにおいて長期線は投資家の長期的な売買動向とされる。
トレンドの方向と勢いを判断する。
短期線
パラメーター:30、35、40、45、50、60
GMMAにおいて短期戦は投機筋の短期的な売買動向とされる。
トレンドの中での短期的な価格推移を表す。
それぞれ6本の線はトレンド中は序列を保ちながら拡散して並び、トレンドが収束したりトレンドレスの状態では序列が崩れ、収束します。
つまり、6本の線でトレンドの様子をパッと見て理解できるんですね。
GMMAの見方
まりえ
GMMAでトレンドの向きをチェックする
トレンドを見定めるには、長期線の向きに注目!
このとき、長期線が同じ間隔で広がって移行しているとトレンドが強いことを意味します。
長期線が収縮してきたらトレンドが弱まっていることを示唆します。
横ばいの時、長期線はきちんと並ばずに乱れて収縮します。
長期線が広がっていないことでトレンドが方向を持っていないことを視覚的にも判断することができます。
長期線と短期線の間隔でトレンドの勢いを確認する
トレンドの勢いは長期線が広がりのほか、長期線と短期線の距離でも判断することができます。
チャートの左半分と、右半分、長期線と短期線の間の緑色で塗った部分の距離に違いがあるのが分かるでしょうか。
つまり、長期線と短期線の間の幅の距離でトレンドの強さをはかることができるんですね(^_^)
- 幅が広い=強いトレンド
- 幅が狭い=弱いトレンド
GMMAを使ったエントリー方法
まりえ
GMMAは移動平均線。
なので、基本的にはトレンドフォローのエントリーシグナルとして使いましょう。
長期線でトレンドの向きと勢いをチェックし、短期線でエントリーのタイミングを見計らいます。
トレンドを把握してエントリー
GMMAで長期線と短期線がキレイに並んでいることをチェックしましょう。
GMMAはトレンドが発生すると扇状に広がっていきます。
収縮していた12本の線が扇状に広がってきていること、長期線が45度の角度を付けて上昇していることを確認してエントリーします。
利確ポイントは再び短期線と長期線が重なってきたところです。
ローソク足が長期線にタッチした場所で早めに利確してしまってもかまいません。
押し目買い
トレンド中に押し目買いを狙っていく方法。
長期線は45度の角度を付けて互いの距離を均等に保ちながらきれいに並んで表示されていることが条件となります。
その中で短期線が収縮したり拡散したりしながら上昇していますが、ローソク足が短期線にタッチし、短期線が若干収縮した時点でエントリーします。
トレンド中は何回かこの現象が起こりうるので、そこが押し目買いのチャンス!
利確は短期線が長期線と重なったところを目安に。
またはローソク足が長期線にしっかりと重なってくるようであればトレンドの勢いは終了していますので、この瞬間に利確してしまっても構いません。
短期線と長期線のゴールデンクロス、デッドクロスをエントリーポイントにする
移動平均線のように長期線と短期線がGC、DCするときを狙ってエントリーしてもOKです。
チャートの四角で囲ったところで短期線が長期線をGCしているのが分かるでしょうか?
GMMAはGC、DCするときに一旦収縮し、細くなる性質があります。
その後GMMAの線が拡散し始めたことを確認してエントリーします。
利確ポイントはこれまでと同様、短期線が長期線に重なるか、ローソク足がしっかりと長期線に重なってきた場所がトレンド終了と見てイグジットします。
だましを防ぐには、GCした直後よりも完全にGMMAが広がったのを確認の後エントリーが◎。
また、オシレーター系の指標を併せて利用すると、より的確にエントリーできるでしょう。
初心者トレーダーにもオススメのGMMA
GMMAは視覚的にトレンドの方向や勢いを見つけることができるので、FXトレード初心者の人もトレンドの形を探すのにも適しています。
通貨ペアを選ばない指標なので使い勝手が良いのも特徴です。
FXはトレンドに従うのが最も有利な手法なので、是非GMMAを使ってトレンドフォロー型にトライしてみてください。
デメリットはトレンドがないレンジ相場が苦手なインジケーターであること、トレンドフォロー型の指標であるためエントリーポイントがやや遅れがちなところです。
オシレーター系の指標と組み合わせることでGMMAのデメリットをカバーすることができますので、併せて利用すると良いでしょう。
まりえ
初めてブログを見せて頂きました。大変わかりやすいです。これからもよろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
わかりやすいと仰って頂けて、とてもうれしいです。
ブログ更新の励みになります。
ぜひ、また遊びに来てくださいね(^^)