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メキシコペソはFXのスワップ狙いで着目されている通貨ペア。
スワップポイントが高い=リスクが高いというデメリットがありますが、メキシコは新興国の中でも経済的に安定しており、リスクが他の新興国に比べて少ないという特徴があります。
アメリカと隣接し、米国へ工業製品を輸出する工場が数多く存在し、日本企業の工場もいくつもあります。
また、景気の良いアメリカに出稼ぎに出ているメキシコ人が故郷メキシコに毎月仕送りをするので、国内の購買意欲も高いという特徴もあります。
価格も低水準で推移しており、参入のしやすさから注目されている通貨です。
まりえ
海外FXのスワップポイント比較
それでは各社のスワップポイントを比べていきましょう!
ドル/メキシコペソ
※1ロット(10万通貨)あたり
ユーロ/メキシコペソ
※1ロット(10万通貨)あたり
ユーロ/メキシコペソについては取り扱っていない業者もありますので、現在0金利のユーロの通貨ペアを選択したいならFX業者が取り扱っているかどうかを確認してから口座を開くようにしましょう。
AXIORYはユーロ売りのスワップポイントが高い傾向にあり、ユーロ/メキシコペソのスワップポイントも同様にAXIORYが一番高い結果となっています。
XMはボーナスやXMポイントを元金としてスワップを貯めたい場合には便利で、ドル/メキシコペソの売りスワップも高いです。
ただし、ユーロ/メキシコペソの取り扱いはありませんのでご注意を。
XMでメキシコペソを100万円分スワップ投資したらどうなるの?
実際にどれくらいのスワップ収益が得られるのかを調べてみました。
投資費用は100万円、為替の値動き、政策金利の変更は考慮しません。
ハイレバでトレードできるXMとはいえ、長期投資ですので安全運転できるレベルのレバレッジ10~15倍程度で運用していきます。
投資する通貨ペアはドル/メキシコペソで、1ドル=19.55MXNを売りでポジションを構築します。
100万円でレバレッジ10倍~15倍までに抑えた場合、ポジション量はちょうど1ロット(10万通貨)となりますので「1ロット(10万通貨)売り」でシミュレーションします。
年間では30万円程度の収益ですが、10年運用すれば300万円ほどとなり、コツコツ稼いでいけばまとまった資産になります。
毎月、あるいは毎年積み立て続けるとよりスワップの効果を実感することでしょう。
海外FXでメキシコペソ投資をする際に注意するべきことは?
- クロス円の通貨ペアは原則的にない
- 売りポジションでスワップを貯める
- スワップのみの出金はできない
海外FXではメキシコペソ/円は基本的に無いと思っておいた方が良いです。
取り扱いがあるのはドル/メキシコペソまたはユーロ/メキシコペソとなります。
クロス円で取引したい場合は国内FXを使うしかありません。
また、ドル/メキシコペソ、ユーロ/メキシコペソは買いポジションではマイナススワップになりますので、売りポジションでトレードすることになります。
そのため、下降トレンドの方が利益が出ます。
これは国内FX業者の一部のサービスに、スワップ金利のみを決済し、新たにポジションを持ったり口座から出金することができるものが存在します。
けれども、海外FXにはそういったものはありません。
獲得したスワップを出金するにはポジションの決済が必須。
原則として複利運用するのはタイミングによっては難しくなります。
メキシコペソの政策金利
現在7%台の金利で推移している高金利通貨。
メキシコの政策金利の特徴としては、米国の政策金利に追随する傾向があるということです。
オレンジ色の米国の政策金利と照らし合わせるとほぼ同じような形状でグラフが推移しているのが分かると思います。
つまり、米国が政策金利を上げればメキシコも同様に金利をあげ、米国が引き締めを行い金利を下げればメキシコも同様に金利を下げるという傾向があります。
今後どうなるかと言いますと、米国はこれまでの金融緩和路線を一旦終了し、調整の動きに入っています。
ある程度スピード感を持って上昇してきた経済を一旦通常の上昇ペースへと戻す方向で金融政策をしています。
そのため、2019年の7月からは政策金利の引き下げを行っており、今後も少しではありますが、金利は下がる見通しとされています。
そしてメキシコペソも2019年夏頃から金利の引き下げを行ってきており、米国を追いかけるように政策金利を引き下げる動きが出るものと見られます。
スワップ目当ての投資としては金利の引き下げは痛いところがありますが、ある程度は仕方がないと言えるでしょう。
メキシコ経済の見通し
- 原油産出国でありながら工業製品の輸出もさかん
- 若い世代が多く購買意欲も高い
- 米国景気と連動する傾向
メキシコでは原油も生産されますが、ほかの産油国のように原油だけに頼る経済ではなく、主に自動車部品の工業製品の輸出量も多いため、原油価格に左右されるような経済構造ではありません。
日系企業の進出先としても注目されている存在で1000社を超える日系企業がメキシコへと進出を遂げています。
メキシコの中央年齢は27.0歳です。日本の中央年齢は世界で最も高齢の45.9歳となりますが、それと比較するとメキシコの国民は平均的に若い世代が多いのが分かります。
67%もの生産年齢人口がいますので、豊富な労働力があり、購買意欲も高いという経済が活性化しやすい人口割合になっています。
メキシコ経済の特徴の1つが米国の景気に連動するというもの。
1994年のNAFTA発効以来、米国向けの工業製品の生産国として世界中の先進国がメキシコ国内に工場を建てています。
そのため、米国への貿易の割合が増え、米国へ依存するような構造になっています。
そのほか、米国のトランプ大統領から「口撃」されることがしばしばあったり、現在国内が混乱しているベネズエラの難民が入ってきている面は価格変動リスクの要因となり得ますので注意が必要です。
海外FXでもスワップ投資
海外FXのメキシコペソスワップについて解説しました。
スワップ投資といえばクロス円の買いポジションで行うイメージですが、海外FXではドルストレートやユーロでメキシコペソに投資可能です。
入金ボーナス等を使って自己資金よりも多くの資金で投資できます。
国内FX以上に効率よくスワップを稼げる海外FXのメキシコペソ投資に挑戦してみてはいかがでしょうか。