移動平均線の見方や使い方をやさしく解説

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FXのトレード画面を見ると色んなテクニカル指標が用意されていて、どれを使えば良いのか迷っている方は多いのではないでしょうか?

たくさんあるテクニカル指標の中でも、もっとも知名度が高く、使用している人が多いであろう指標が移動平均線です。

そんな移動平均線について、今回は見方や使い方を解説していこうと思います。

移動平均線ってなあに?

移動平均線とは 過去の値動きから平均価格を計算し、その計算結果を繋ぎ合わせたライン のことを言います。

例えば、ローソク足7本分の移動平均線であれば、過去のローソク足7本の平均価格をつなぎあわせることによって移動平均線を書くことができます。

これを日足で考えてみましょう。頭にカレンダーを想像してみてください。

月曜日の日足に対応する平均価格は、先々週の金曜日と先週の月曜日~金曜日を含めた7日間の平均価格。

火曜日の平均価格は先週の月曜日~金曜日と今週の月曜日を含めた7日間の平均価格です。

このように、平均価格の対象となる7日間は時間の経過とともにスライドしていきます。

そして、日ごとに更新される平均価格をつなぎ合わせれば移動平均線が導かれるというわけです。

移動平均線でわかること

実際の為替レートを観察してみると、上に行ったり下に行ったりと値動きに散らばっていますよね。

移動平均線は過去の値動きから平均値を出すため、散らばりが少なくなります。

つまりローソク足に比べると、平均的な値動きが表示されることになるのです。

実際にチャートを見ていきますよ!

ドル円日足移動平均線を表示したチャート日足チャートなので、赤色の短期線は過去7日間の、黄色の中期線は過去25日間の、青色の長期線は過去75日間の移動平均線になります。

3本を比べてみると短期線よりも中期線が、中期線よりも長期線が、散らばりが小さく平均的な値動きですよね。

このような移動平均線の性質はトレンド相場で効果を発揮します。

移動平均線がエントリーサインとして利用される代表的な例を見ていきましょう。

サポートラインで押し目買いのポイントがわかる

サポートラインと言えばローソク足に沿って引くトレンドラインを思い浮かべる方が多いかも知れません。

実は移動平均線もサポートラインになるんです!

上昇トレンドの最中であっても、ところどころ小さく下落することはトレーダーの方なら知っていますよね。

チャートを確認すると、下がったときにローソク足と移動平均線が接触します。
グリーンの丸印がそのポイントです。

ローソク足と移動平均線が接触したチャートトレンド相場が続いていれば、ローソク足と移動平均線が接触した後、両者は再び離れていきます。

サポートラインとして機能する移動平均線にタッチして離れる、まさにそのポイントがまさに押し目となるのです。

押し目はうってつけのエントリーポイント。
というのもサポートラインがトレーダーの心理に沿っているため、その後更に上昇する見込みが高いのです。

また、一時的に下落しているため、利幅を伸ばしやすくなっています。

ただし、移動平均線にタッチした後、必ずしも上昇するとは限りません。

例えばピンク色の丸印でエントリーしてしまうと、失敗ですよね。

下降トレンドへの転換が起こってしまうと大きな損失を出してしまします。

移動平均線を割った後、戻る気配が無ければすぐに損切りしましょう。

レジスタンスラインが戻り目となる

まりえ

下落相場の場合、レジスタンスラインと戻り目という言葉が使われます。
  • サポートライン→レジスタンスライン
  • 押し目→戻り目

下落トレンド中、一時的に値上がりしてローソク足が移動平均線と接触します。

そのとき、移動平均線はレジスタンスラインになるわけですね。
そしてそことローソク足がタッチして離れるポイントが戻り目。

画像で戻り目を探してみましょう。
戻り目はグリーンの丸印です。

ここでエントリーを行い、ある程度利益が出たら決済を行いましょう。

戻り目ピンク色の丸印でもエントリーサインが出ていますが、予想と反してその後上昇しています。

この場合は速やかに損切りを行っていください。

下落相場でも移動平均線が投資家によって意識されることが分かります。

下落トレンドでは上昇トレンドに比べると一気に下がることが多い!

戻り目でエントリーしておけば、大きな利益を得られるかもしれませんよ☆

ゴールデンクロスとデッドクロス

移動平均線で分かることは、トレンド相場内での押し目や戻り目だけではありません。
トレンドの転換点も把握できちゃうんですね。

トレンドが変わるのは、短期の移動平均線と長期の移動平均線がクロスした所で判断できます。

短期線が長期線を↑抜けることはゴールデンクロスと呼ばれます。

投資と縁がない人でも知っているくらいGCは有名。

GCが発生すると、下降トレンド→上昇トレンドへ変わったことが分かります。
画像のグリーンの丸印のところですね。

移動平均線がゴールデンクロスしているチャート

そこでは、過去25日の移動平均線が過去75日の移動平均線を↑抜けていることがチェックできます。

その後、25日の移動平均線がサポートラインとなって、上昇トレンドに変わっています

一方で短期線が長期線を↓抜けることはデッドクロスと呼ばれます。

DCはGCとは逆に上昇→下降トレンドへ変わったことを示唆します。

ここで注意点してほしいことがあります。
それはトレンド転換のサインは絶対的なものではないということです。

トレンド転換が起こらなければ、早めの損切りしてくださいね。

まとめ

まりえ

今回のポイントをおさらいです。
  • 移動平均線は過去の値動きから計算された平均価格をつなぎ合わせたものである
  • 移動平均線ではローソク足よりも散らばりが小さく平均的な値動きが見られる
  • 移動平均線を使えばトレンド相場で押し目や戻り目のエントリーサインが分かる
  • 2種類の移動平均線が交差するGCやDCでトレンドの転換が分かる

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