【FX土日持ち越し】スイングトレードの週末ポジションはどうする?

土日

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数日間から数週間にかけてポジションを保有するスイングトレードですが、土日を挟む場合はポジションはどのように取り扱ったら良いのでしょうか。

結論から言えば週末リスクに備えて土日を挟む場合は安全な水準までポジションを整理して金曜日を終えておく方が良いです。

スイングトレードでも基本的に週末ポジションの持ち越しはしない方がベター

まりえ

基本的には金曜日にはポジションを決済し、週明け新たにトレードを始めた方が良いです。

損失を抱えた状態でその週を終え、月曜日に窓が開いたり急激なトレンドが出現して損失が膨らんだ、というのはほとんどのトレーダーが経験する失敗。

損失が膨らんだだけならまだマシですが、月曜日の朝起きたらロスカットされていた、というケースもあり得るのでポジションを全て閉じるか、安全な量まで減らして週末を終えるようにしてください。

月曜日は窓が開いて始まることがよくある

月曜日の窓開け

為替市場は24時間動いていますが土日は休場となりますので土日の間に大きな物事が起こると月曜日に大きく動いて始まったり値飛びが起こったりします。

土日は特にG20などの主要国の会合の合意内容の発表や大統領などの国のリーダーの発言があることもあります。

株式市場に影響を与えそうな政府の発表などは土日を狙って行われることがありますので翌週に大きなインパクトとして現れるのです。

値飛びが起こったらチャートが間をあけて描画されるのでそれを「窓」と呼び、為替では月曜の朝にしばしば現れます。

2019年5月のドル/円の日足チャート

こちらは2019年5月のドル/円のチャートです。

日本では2019年のGWは異例の10連休となり、東京の株式市場も長期間の休暇となりました。

窓が開いたのはそんなGW中の5月6日月曜日です。

トランプ大統領が5月5日に中国に追加関税を実施するとTwitterで突然つぶやきました。
俗に言うトランプ砲です。

トランプ大統領のツイートは日曜日に行われたため、外国為替市場のオープン時間になって47pipsの窓開けが発生しました。

このように、土日にインパクトのある出来事が起きると、月曜が窓開けスタートとなることが多いです。

窓開けはなぜ起こる?その理由を解説。

基本、世界中の市場は土日は休場です。
ですが必ずしも土日が休日ではない国が。

中東を中心としたイスラムでは休日が金曜日

金曜日は「安息日」です。
なので、週末とは金・土曜日を指します。

もともと日曜日はキリスト教の安息日ですので、イスラム圏では違う曜日が休日であることも頷けますね。

したがって、イスラムでは日曜日は平日となります。
中東やアジアのイスラム国では日曜日は市場が開場しており、相場が動いています。

機関投資家はリスクヘッジのために日曜日でもトレードできるこのような国にも口座を持っていたりします。

そこで、土日で事件や重要発言があった場合、こちらの口座で反対売買などを行ってリスク回避を行います。

このように、日曜日の間に相場が動いているため、我々は月曜日になって市場がオープンしたときに値飛びが起こっている状態になるのです。

月曜日朝のトレード開始時間はFX業者によって異なるので要注意

株式なら取引所がありますよね。

東京株式市場なら平日9時にオープンすると決まっているのですが、FXではこれと言った決まりがありません。

月曜日早朝と言っても朝6時からトレードできるFX業者もあれば、7時からトレード開始となるFX業者もあります。
金曜日のNYクローズ時間についてもバラバラ。

全ての業者がNY市場のクローズに合わせている訳ではなく、土曜日の早朝5時にはクローズしてメンテナンスに入ってしまう所もあれば早朝6時までトレードできる業者もあります。

まりえ

月曜日の朝、同じ時間に一斉スタートしません。

なので、他の業者よりも遅くオープンする業者はそれだけでも不利となり、取引開始時間には大きなトレンドが起こっている可能性も。

金曜日に大きなイベントがある時は夕方までにポジションを整理しておく

金曜日

通常の金曜日であればニューヨーク市場の様子を見てポジションを安全圏まで減らしておけば問題がありません。

ですが、金曜日に重要指標の発表がある日は、夕方までにはポジション量を減らしておきましょう。

特に月に1度の米雇用統計では大きく相場が動くので、それまでにポジションを整理しておいた方が無難。

プロですら雇用統計にはポジションを減らして挑むか、トレードそのものを見送るケースも。

それくらいリスクの高いイベントとなので、予めリスク管理しておくべきです。

土日にやっておくべきことは?

FXは土日の使い方次第で成績に差が出ますので、休日を有効に使いましょう。

土日にやる主なこと|勝利を掴むために
  • その週の振り返り&反省
  • ファンダメンタル分析
  • 手法の学習

週末にはその週のトレードを振り返ります。

パソコンとノート

トレードごとにノートを付けておくと後で振り返りやすくなりますので、トレードごとにノートを付けて反省点や感想を書き留めておきましょう。

土日には普段できないファンダメンタルズ分析をしたり、長期のテクニカル分析を行ったりして今後の値動きを推測します。

その週のニュースを振り返ったり、値動きに変化があったら何をきっかけとして反応したのかをチェックしましょう。

まりえ

このような予測もポジションがギリギリの状態で週末を迎えてしまうと、落ち着いてできなったり自分に都合の良いように分析してしまいがちです。

これではせっかく土日の貴重な時間がムダに。

土日を有効に活用する意味でも、自身のトレードに対して中立の立場で見れるような精神状態にしておきましょう。

スイングトレードの週末ポジションは安全に管理できる水準までクローズする

土日は価格変動リスクが多く潜んでいますので、週明けに大きく価格が動くことがあります。
FXには株式市場のように値幅制限がありません。

思った以上の急激な値動きをすることがありますので、損切してでもポジションを安全に管理した方がベター。

スイングトレードでポジションが週をまたぐ時は、安全すぎるくらいの水準までポジション量を調節して新しい週に備えましょう。

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