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まりえ
ダブルボトムやヘッドアンドショルダーズのような分かりやすい形状ではありませんが、よく見かけるチャートパターン。
なので、マスターすると間違いなくトレードの力になりますよ!
ソーサーボトム・ソーサートップは緩やかな底と天井を形成。
その後は大きく動くことがあるので、気を付けてトレードしたいチャートパターンです。
でもトレンド中には少し見つけにくい形。
なので、安易にエントリーして大きな値動きに巻き込まれないように!
お皿のような緩やかなカーブを描く天井・大底パターンのこと。
ラウンディングターン(円形転換)やボウルと呼ばれることもあります。
このパターンでは徐々に相場エネルギーが抜けていく形になり、チャートで作り出される円形湾曲の方向が次のトレンドを示唆します。
緩やかな下降の中で目立った反発がなく、横ばいに近い値動きになります。
次第に下値を切り上げ、出来高を伴いながらの上昇を見せます。
そして上昇が一服すると「プラットフォーム」と呼ばれるごく短期的な揉み合いが出現します。
プラットフォームを上抜ければ、上昇トレンドへの転換となります。
底値圏でソーサーボトムが出現すれば上昇トレンドへの転換を、天井圏でソーサートップが出現すれば下降トレンドへの転換を示唆します。
ソーサーボトムの値動きの特徴は、チャートのように
- 下降トレンドから緩やかに横ばいに変化
- 底値圏で揉み合い
- 揉み合いから大きく放たれて上昇
また、チャートの形状をよく見ると
- 下降局面の最初は大きな値動きだが徐々に実体が小さくなる
- 揉み合い局面ではコマ足が連続して発生する
- 上昇開始とともに大陽線が発生する
というパターンを作るのが特徴です。
ソーサートップがつくる形
値動きの特徴は、ソーサーボトムの反対だということ。
- 上昇トレンドから緩やかに横ばいに変化
- 高値圏で揉み合い
- 揉み合いから大きく放たれて下降
また、チャートの形状も同様に
- 上昇局面の最初は大きな値動きだが徐々に実体が小さくなる
- 揉み合い局面ではコマ足が連続する
- 下降開始とともに大陽線が発生
という動きになります。
まりえ
逆に言うと、チャートに表れる市場心理を読み解ければ次にどのようなチャートを描くのか予測できるのです!
ソーサートップはこれまでの説明と反対。
見つけたら下の説明の反対で考えてみてくださいね。
- トレンドが弱まりながらも安値を切り下げつつ緩やかな下降の横ばい状態に。この時に売り勢力が減ってきた、もしくは待ち構えていた買い勢力の快進撃で、下降の勢いが弱くなっていきます。
- 徐々に上値を切り上げながら、緩やかな上昇の横ばい状態になります。ここで売り勢力よりも買い勢力が強くなってきたため、徐々に相場の向きが逆転していきます。
- 前回の揉み合いしていた地点と同じ場所が高値となり、ソーサーボトム形成前に買いポジションを持った人の損切とソーサーボトムの底で売りポジションを持った人の損切、新規の売買が相まって揉み合い(プラットフォーム)を作ります。
そして、買い勢力が勝てばネックラインを超えて上昇トレンド開始、売り勢力が勝てばネックラインに跳ね返されて下降トレンド継続となります。
カップアンドハンドルは、ソーサーボトムに現れやすいプラットフォームがティーカップの取っ手に見えることから呼ばれている形。
これを見つけると上で説明したような市場心理が見え、エントリー戦略が立てやすくなるんですね。
上のチャートでは、市場参加者の心理がリアルに表れているのが分かるでしょうか?
- Aさん:買いポジションを保有中
- Bさん:売りポジションを保有中
- Cさん:これからエントリーしたい
AさんとBさん、買い勢力と売り勢力が攻防して揉み合いしています。
この段階ではAさんとBさんの力は拮抗しています。
Bさん勢力が勝ち、下降しています。
Aさんは含み損を抱えている状態。
参加者のさまざまな心の内が入り混じります。
- Aさん:買いポジションを持っていたら価格が下降してしまい、含み損を抱えたまま耐えていたら再び元のレートまで戻ってきたのでとにかくここで損切したい。
- Bさん:売りポジションを持って思惑通り下がったのに決済のタイミングを逃して元のレートに戻ってきてしまったのでプラスマイナスゼロで何とか逃れたい。
- Cさん:①でエントリーできなかったので、①と同じレートに戻ってきたらエントリーしたい。
Aさん→売り注文
Bさん→買い注文
となり、
Cさんはソーサーボトムのネックラインを抵抗線と考えていますので売り注文となります。
つまり、③の地点では売り注文が多いということが分かりますね。
売り注文が多くなると、すんなりネックラインをブレイクせずに③では緑色で囲んだ場所(ハンドル)のような形状になりやすいのです。
カップアンドハンドルでは、ソーサーボトムになる前にも揉み合いになっていることがよくあります。
エントリーは、この大底パターンを作る前の揉み合いが重要になってきます。
ソーサーボトムを形成してからやがてローソク足は上向きに描き始めます。
まりえ
まず、ソーサーボトムのネックラインをブレイクし、その後、多くの場合で揉み合いをします。
そこがハンドル部分になるんですね。
前回の揉み合いの高値を完全にブレイクしたらエントリーとなります。
逆に揉み合いを上にブレイクせずに下に跳ね返されることもあります。
その場合は下降トレンド継続となり、売りエントリーとなります。
形の特徴は、ネックラインの下にプラットフォームと呼ばれる揉み合い圏が生まれることでしたね。
エントリーポイントはネックラインをブレイクしてから一度レートがネックラインに戻り、はね返されて再び上昇しだした地点です。
ソーサーボトムはエントリーまで我慢する期間が長いです。
待ちきれずに手を出すのが早いと大損につながることもあります(>_<)
なので必ずネックライン突破後に反落、その反落がネックラインを下回らずに再び上昇したことを確認してからエントリーしましょう。
他のチャートパターンと同じくソーサーボトム・ソーサートップでは形が崩れたらエントリーは見送ります。
上のチャートではソーサーボトム形成後、プラットフォームを大きく突き抜けて揉み合ってますよね。
そのもみ合いがソーサーボトムの底を突き抜けているので、もうこれは大底ではなくなっています。
ということは…もうソーサーボトムではないのでエントリーは見送ります(>_<)
確証がないときはエントリーを見送りましょう。
このチャートはネックラインをブレイクしていません。
結果的にプラットフォーム内の攻防で売り勢力が勝ち、大きな下降をしています。
プラットフォームの揉み合いが長いとつい早まってエントリーしたくなりますが、絶対にダメ。
まりえ
リスクが高いトレードになるのでやめましょう。
特に、ソーサーボトムでは細かい揉み合いが大底で行われてエネルギーが上下どちらかに開放されやすい状態。
なので、ネックラインを完全にブレイクしていたことを確認してからエントリーしましょう。
これはこのソーサーのパターンに限らず、すべてのチャートパターンに言えることです。
大底・天井圏で安易に手を出すと高値掴み・安値売りになるので、自信がないときはエントリーを見送りましょう。
そして、トレンドがハッキリ確認できるときのみトレードしましょう。
これに限らず、天井・大底パターンというのは出来上がってみて初めてその形状が分かります。
なので、形成中に気づくのはとても難しく…。
ダブルトップ、トリプルトップのような分かりやすい形状ならまだしも、分かりにくい揉み合いを続けるソーサートップ(ボトム)を形成中に察知するのは至難の業です。
ソーサーのような形は色々なところで起こりやすいため、今が高値圏、底値圏にいるのかどうかを察知しておく必要があります。
例えば、オシレーター系指標が買われすぎ・売られすぎを示唆している、過去の重要な節目に近づいている、などです。
いずれにせよ、確証がないときにポジションを持つとリスクが高いので、慎重に形状を判断しましょうね。
ソーサーボトム・ソーサートップは、酒田五法でなべ底・団子天井と呼ばれるほど有名なパターンです。
大底と天井を形成した後は大きく動くことが多いので判断を誤ると大怪我につながります。
揉み合い放れに上手に乗れるように、エントリータイミングをしっかりと見極めましょう。
特にソーサーボトムはよく出現するチャートパターンです。
これがソーサーボトムという底値パターンだと知らなかったら「なんだかよくわからない形だな」と思ってトレードチャンスを失っていたかもしれません。
もしくはダマシに遭って損失を被っていたかもしれません。
まりえ
是非マスターして、チャンスを手に入れてくださいね^_^
わたしも使っているFX業者↓↓
\XMの口座開設方法を詳しく書いています/