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エンベロープとは”移動平均線乖離率バンド”のことで、移動平均線から一定の乖離を持って推移する線のバンド状の帯のトレンドフォロー系の指標です。
ローソク足がエンベロープの線にタッチした場所での逆張りエントリーがベーシックで一般的。
エンベロープってなあに?
適正水準からの乖離&修正の動きを使うテクニカルインジケーター。
バリュー分析にはボリンジャーバンドがインジケーターとしては人気ですよね。
エンベロープはそれよりも、もっとシンプルです。
移動平均線の上と下を推移するラインで、それぞれ「UPバンド」、「LOWバンド」と呼びます。
通常はパラメータの違う2~3本ずつ表示させてトレードします。
ボリンジャーバンドだとバンド幅が広がったり縮まったりしますよね。
でもエンベロープは、ほぼ同じ幅なんです。
そのため、時間足ごとに乖離率を調整します。
それを見つけるまでは、ある程度トレードを重ねて検討していきましょう。
以下、参考として目安の乖離率をお伝えします。
エンベロープは相場の状況によって機能する乖離率が異なります。
そこで複数表示させて、どの乖離率が機能しているかチェックしてからトレードに臨みましょう。
エンベロープのメリットとデメリットって??
メリット
レンジ相場で威力を発揮
逆張りのインジケーターなので、レンジやレンジ気味の緩やかなトレンド相場が◎。
上下のバンドはそれぞれサポート、レジスタンスとなります。
トレンドの発生をいち早く察知できる
ローソク足はエンベロープの範囲内で推移し、エンベロープに跳ね返されて移動平均線へ戻っていきます。
つまりローソク足がエンベロープを大きく突き抜けたら、トレンドが起きたと見なせます。
特に勢いのあるトレンドでこの傾向が見られるので、早期発見に繋がります。
デメリット
トレンド相場は苦手(><)
トレンドが起きているときは機能しなくなります。
強いトレンド時はローソク足がエンベロープを突き抜け、その外を推移します。
まりえ
これを防ぐため、オシレーター系の他のインジを併用します。
フィットする乖離率を見つける必要がある
エンベロープは時間足や相場環境によって合う乖離率が違ってきます。
これがやや面倒な点。
ボリバンならその時の状況によってパラメータを変える必要がないけれど、こちらはそうはいかず…。
事前に設定した乖離率が機能しているのかチェックしなくてはならないので、すぐにトレードできません。
また本当に機能しているかを見極めるには、いくらかエンベロープのチャートを見慣れておかねばなりません。
まりえ
エンベロープを使ったトレード手法
逆張り手法
UPバンドにタッチで売り、LOWバンドなら買いです。
ただ実際のトレード時は、タッチしてすぐにエントリーするとリスクがあります(><)
なのでバンドにタッチして、移動平均線に戻り始めたらエントリーしましょう。
相場の状態を常に把握しよう。
トレンド時は機能しにくくなり、ダマシに遭いやすいです。
そこで上位足を見て、レンジ相場かどうかをチェックしながらトレードを行うのが安全です。
順張り手法
強いトレンドを狙いましょう。
ローソク足がバンドを突き抜けたらトレンド相場が始まったとみなすので、上のチャートのようにUPバンドを抜けたときにエントリーし、再びバンドに帰ってきたら決済しましょう。
ダマシ回避のためには、ローソクの一部がバンドを抜けたらではなく、完全に抜けて宙を浮いているシーンになったらエントリーです。
エンベロープを使いこなそう
エンベロープは移動平均線の応用型のシンプルなインジケーター。
逆張りはもちろん、移動平均線からローソク足がどれくらい乖離した状態かをパッと見で分かります。
エンベロープを上手に使いこなすためには、相場の環境認識をきちんと行ったうえでトレードするのがポイント。
そのために上位足のチェックをお忘れなく。
また、RSIやストキャスティクスなどのオシレーター系指標と併用して分析すれば精度が高くなります!
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