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当たり前だった平和な日常。
それが大きく崩れ、波乱の多かった激動の2020年でしたね。
この流れを受け、2021年の相場も猛威をふるい続けるコロナの影響がやはり大きいでしょう。
まりえ
奇しくも2020年の店頭FX取引高は過去最高
コロナ以降、取引額は急増中。
リモートワークが多くなったので、昼間でもこっそりトレードしている人が多いのでしょうねww
昨年末のドル円相場は、前年2019年末の108.54円と比ベて円高でした。
コロナが再び猛威を振るう中、 アメリカがとった緊急対策やFRBによる 金融政策の影響でしょう。
- 今年2021年もはたして円高傾向がこのまま続く
- どこかのタイミングで、ドルが買い戻される
- 大きな動きはなく、小幅な調整程度で終える
あくまで各シナリオとも、異なる視点でなされた予想であり、 また未来の結果に関して何の約束をするものではない記事であることを ご留意いただきたいと思います。
標準シナリオの相場予想(確率:約50~60%)
特に大きな要因となるファンダメンタルズに変化が見られなかったら、新型コロナ・パンデミック以降の世界的な金融緩和・低金利環境において、日銀の緩和政策が円安を招く見込みは少ないでしょう。
この場合の想定幅は、102~107円。
年間の値幅は、2021年の1年を通し、この狭い範囲でとどまるでしょう。
また、近年においてドル円の値幅が小さくなってきています。
トレードをする私たちにとっては、あまり嬉しくない状況ではないでしょうか??
そしてアメリカの政策金利は横ばいになりそうです。
昨年12月の連邦公開市場委員会で更新された政策金利予想をみると、2023年末まで現状のゼロ金利政策を維持し、 市場の利上げ期待は封印されています。
一方でマイナス金利の領域にも踏み込まないとの見通しとなっています。
上振れシナリオの相場予想(確率:約20~30%)
2021年も猛威をふるい続けるコロナ。
各国で経験のないスピードで開発が進むワクチン。
その安全性が担保され、コロナ終息に向けての見通しが立った場合のシナリオです。
このケースでは、ドルが上昇に転じ、一旦110円に接近する場面も想定します。
その後、コロナ前の112円までの上がってくるかもしれませんね。
また、米大統領選および議会選を経たこと、 米10年国債利回りが0.8~0.9%台へ上がっていること、昨年のマイナス成長、今年はプラス成長になる目処から、ドルの上昇が描けます。
日本は資源輸入国ですよね。
なので
円は、安易にリスク回避通貨と言えるほど
強い通貨ではないと思います。
アメリカの商品先物取引所等で売買されている商品価格から算出される、国際商品先物指数であるCRB指数とドル円相場の値動きはこれまで、 高い連動性の関係にあります。
この両者の連動性は2021年も失われずに継続していくとみられます。
すでにCRB指数は先んじて上昇に転じており、ドル円相場の底打ち反発を示唆しています。
今後、イメージするのはCRB指数のさらなる上昇、それに連動して円安の進行です。
米国経済の急回復を見据えると、米金利と国際商品価格の どちらか、またはその両方共に上昇することになるため、円安ドル高という結論が導かれます。
下振れシナリオの相場予想(確率:約10~20%)
まりえ
2021年1月現在、新たな変異株が、この日本において 海外からの帰国者より検出されています。
こうした悪材料が長引けば「100円割れ」もあり得るでしょう。
まずその節目を試す100円付近でのレンジ相場を予想。
また、ドルのマネタリーベースが拡大した点もドル安の一因になるでしょう。
もしも2021年、延期開催予定とされている東京オリンピックの開催が本決定となれば、円買い需要が一気に起きると予想されます。
この場合は大きな円高要因になります。
ただし、現段階ではワクチン接種にしても不透明要素が多く、 こう予想立てるのは、かなり困難です。
まとめ
- 2021年の年間値幅は比較的狭いと予測。
- コロナ終息、および米景気回復が進むシナリオでは、 米長期金利が緩やかに上昇し、ドル高・円安の流れに転じるとみる。
- リスクオンのドル安が続くシナリオでも 100円超えの円高を保ち続ける見込みは薄い。