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ローソク足2本のパターン、包み足とはらみ足は反転のサインとしてプライスアクションでもよく使われるパターンです。
まりえ
複数のローソク足の包み足
包み足は大きなローソク足が小さなローソク足を包むような形で打ち消すパターンですが、包まれるローソク足は1本とは限りません。
時にはいくつものローソク足を大きなローソク足1本で打ち消すような包み足も登場します。
陽線のパターン
2つの小さなローソク足を大陽線で打ち消しています。
つまり上昇圧力が高いことが分かりますね。
底値圏に現れたら、トレンド転換の兆候です。
実際のチャートで包み足の陽線パターンを見てみよう。
👆のチャートの包み足は、3本のローソク足と大陽線の組み合わせです。
陰線を打ち消し、これまでの下降トレンド→上昇トレンドに転換してますね。
ここでは2つ包み足が出てるけれど、1回目はローソク足4本を大陽線で包んでいる包み足、2回目は2本のローソク足と陽線の包み足です。
両方とも上昇の力の方が強そうですね。
このチャートでは陽線の包み線が連続して2回出現しています。
例えばこれが5分足だったとして、同じ場面の15分足を表示したとします。
すると…
15分足では2つの包み足は1本の陽線として表示され、それが2連続で現れます。
なのでプライスアクションで言うところのスラストアップに該当し、上昇の勢いが強いことを表します。
次は反対に陰線のパターン
先の2つを大陰線が包む形で打ち消しています。
この形は下降圧力が強いことを示唆しており、天井圏で出現したらトレンド転換の兆候です。
実際のチャートで包み足の陰線パターンを見てみよう。
このチャートでも2つの包み足が出現していますが、どちらも複数の陽線を打ち消す形で陰線が出ています。
これは上昇勢力がいるものの、下降勢力の方が優勢であることを意味し、結果トレンド転換しました。
連続で現れているので、下降の勢いが強いことが感じられるチャートです。
複数のローソク足のはらみ足
包み足と同様にはらみ足でも複数のローソク足になることがあります。
陽線のパターン
大陽線の後のローソク足が2本大陽線の中に入っています。
このことにより、上昇の力が弱まっているのを感じますね。
実際のチャートではらみ足の陽線パターンを見ていこう。
このチャートでは1本の陰線に対して3本の陽線のはらみ足を作っています。
この4つのローソク足を合体させると「とんかち」と呼ばれる上ヒゲが長いコマ足になります。
とんかちはトレンド転換のサイン。
このはらみ足もトレンド転換を示唆しています。
次に陰線のパターン
👆を見ると、ローソク足2つとも大陰線の中に入っていますね。
これは下降の勢いが弱まっていることを示唆しており、底値圏で現れたなら下降トレンドの終焉が近いことを示します。
大陰線と6本のローソク足のはらみ足
合体させると「くびつり」という下ヒゲのコマ足となり、トレンド転換を示唆しています。
一見、方向性のない分かりにくいチャートのように見えますね。
でも落ち着いて見てみると、複数のローソク足で作られたはらみ足であり、下降トレンドが弱まっていることが見て取れますね。
このようにローソク足2本だけでなく、複数で包み足、はらみ足を作ることもありますので、落ち着いてパターンを見ることができれば今後の展開を予想しやすくなります。
包み足・はらみ足のエントリー手法
包み足・はらみ足のエントリーポイントはごくシンプル
どちらも同じ考え方なので、1つ覚えればすぐに実践できます◎
包み足・はらみ足のエントリーポイントは、包み足の高値・安値を完全にローソク足がブレイクした後。
このチャートは包み足ですね。
2本目の陰線の終値を完全にローソク足の実体がブレイクしたことをチェックしてからエントリーしましょう。
ローソク足の実体が完全にブレイクしていないときは、エントリーはダメ。
トレンド転換がハッキリ分かった後であることが重要です。
「ローソクの途中でブレイクしただけではダメなのか」という声も聞こえそうですが、包み足・はらみ足はだましが多いパターン。
なので、しっかりとトレンドが変わったのを見届けないうちのエントリーは危険です。
このチャートではローソクの途中でブレイクしていますが、包み足を完全にブレイクしたローソク足はありませんね。
ここで早まってエントリーしてしまうとだましに遭ってしまいます(>_<)
チャートではこの包み足がトレンド転換するほどのサインではなかった、ということになりますが、それは結果論でしかありません。
まりえ
損切ポイントは?
包み足・はらみ足を反対側にブレイクしたら損切です。
この場合、ローソク足の途中で構いません。
レートがブレイクしたらすぐに損切します。
役立つチャートパターンなので少しずつ覚えよう
包み足、はらみ足はチャートのあらゆる場所に出現しますし、それが2本のパターンだけでなく複数の足で包み足・はらみ足を形成することもあるとなると最初は分かりにくいかもしれませんね。
まりえ
分かりにくい展開がかんたんに整理できるので、習得しておくとよりチャートを読みやすくなります。
最初は覚えやすいパターンから少しずつ練習してトレードに取り入れてみてくださいね。