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ポンド円はそのボラティリティの大きさから、リスク選好のトレーダーに人気が高い通貨ペアですね!
一方、大きな値動きのため短期間で損失が大きく膨らんでしまうというリスクをはらむ通貨でもあります。
まりえ
ポンド円の特徴
ポンドは世界第4位の取引量
英国はかつて軍事力、経済力で名を馳せ、ポンドは基軸通貨でした。
現在ではドル、ユーロ、円に次いでの取引量です。
一方で、通貨が取引されている為替市場はロンドン市場が世界1位となっています。
ポンドは値動きが激しい
ポンド円の値動きの荒さは知られていますね。
その理由として米ドルやユーロに比べて投機の対象になりやすく、1単位あたりの円価格も大きいためだとも言われています。
安易に手を出すとたった1回のトレードで退場することも(>_<)
「殺人通貨」や「じゃじゃ馬通貨」などとも呼ばれます。
一方で、大きな値動きをチャンスと考え、好んで取引するトレーダーも少なくありません。
ポンドは欧州時間以降に値動きが活発化する
英国の通貨なので、東京時間は穏やかに動き、それ以降の時間帯で取引が盛んになります。
特にロンドン市場からニューヨーク市場にかけての時間の変動率が高い傾向にあります。
ポンドはユーロと相関関係にある
英国は2020年にEUを離脱しているものの、かつてはEU加盟国であり、地理的に欧州に近いこともあり、ユーロと連動する傾向があります。
ポンドドルとユーロドル、ポンド円とユーロ円は値動きが重なることが多く、相関関係が高い通貨ペアです。
ポンド円とポンドドルの値動きの違い
ポンド円為替レートの推移
ポンド円はトレンドが起きやすい通貨ペアです。
1987年のブラックマンデーや2008年の世界金融危機などの金融危機の発生やブレグジット問題など、マイナス材料が出るたびに安値を更新しており、長期の下降トレンドが続いています。
現在も下落トレンドは継続中となっており、現状、トレードをする場合はトレンドフォロー戦略が向いています。
そもそもポンド円という通貨ペアは、機関投資家や実需筋の間ではマイナーな通貨ペアだとされます。
ドル円やポンドドルで起こった値動きがポンド円に影響するという傾向があります。
そのためポンド円をトレードするときはテクニカル分析だけでなく、英国経済や金融政策など、ファンダメンタルズ面にも注目して値動きを予測するのがオススメです。
ポンドドルはトレンドが発生しにくい
ポンドドルはトレンドが発生しにくく、長期間横ばいの状態が続いています。
ポンドドルは外国為替市場で第3位の取引量を誇る通貨ペアで、参加者が多いため、抵抗線や支持線といったテクニカル的なサインが機能しやすい傾向があります。
大きなトレンドが発生していない状況が長期間続いているので、レンジを意識してトレードするのが現状ではオススメです。
ポンドは取引コストが高い
見逃してはならないのは、その取引コストの高さです。
通貨ペア | XM | TITAN FX | HFM |
ドル円 | 1.6pips | 1.33pips | 1.7pips |
ユーロドル | 1.6pips | 1.2pips | 1.2pips |
ポンド円 | 3.6pips | 2.45pips | 3.0pips |
ポンドドル | 2.2pips | 1.57pips | 1.5pips |
※スタンダード口座またはスタンダード口座に該当する口座のスプレッド
海外FXでは特にポンド円のスプレッドが広く、気を付けてトレードしないと手数料負けしてしまう可能性があります。
スキャルピングなどの超短期トレードでコストを抑えて利益を積み重ねるなら、ドル円やユーロドルの方がおトクです。
まりえ
戦略をしっかりと練れば取引コストが高い中でも利益を得ていくことができるでしょう。
ポンド円をトレードするときに注目したい経済指標
ポンド円を取引するなら、英国の政策金利をはじめとした経済指標はチェックしておきましょう。
経済指標でこれからの値動きを予測するのはもちろん、発表時間は大きな値動きになることもあるので、トレードを控えるなど対策も必要です。
BOE政策金利発表
FXでは各国の政策金利が非常に重要な指標。
決して見逃せませんね。
イギリスの中央銀行は、1694年設立のイングランド銀行(BOE)です。
政策金利は月の上旬、日本時間21:00(サマータイムは20:00)にアナウンスされます。
金融政策委員会は毎月上旬の水曜日と木曜日に2日間にわたって行われ、政策金利の有無は木曜日の正午に公表されます。
BOEインフレレポート
2、5、8、11月上旬の日本時間19:30(サマータイムは18:30)に告知されます。
英国はインフレ・ターゲティングを採用していて、インフレレポートの発表により今後の政策金利を予想できます。
つまり、インフレレポートは今後の英国の政策金利を見通す重要な指標です。
GDP
GDPもFXトレードをするうえで、どの国の通貨でも重要な指標です。
特に英国の景気動向は米国の景気に先行すると見ている投資家もいて、世界経済の行方を占う上でも注目されています。
GDPの発表は四半期ごと、1、4、7、10月下旬の日本時間18:30(サマータイム17:30)です。
ポンド円は値動きの特性に気を付けてトレードを
ポンド円は値動きが大きく、トレンド形成しやすい通貨ペア。
一度トレンドが発生すると一方的な値動きになりやすく、損切り注文をしっかりと置くなど、対策をして臨むこと大切です。
ドル円のトレードに慣れてきて、より大きく稼ぎたいという方はチャレンジしてみても良いでしょう。