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ポンド/ドルはそのボラティリティの高さから、デイトレーダーから中長期トレーダーまで中上級者のトレーダーに人気のある通貨ペアです。
まりえ
- 短期ではボラティリティが高く、値動きが荒い
- 中長期では綺麗なチャートを描画
- 日本時間1:00頃のロンドンフィックスは要注意
- BOE政策金利の発表日は発表時間に注意
- 要人発言等で突発的に大きく動く
短期ではボラティリティが高く、値動きが荒い
こちらはポンド/ドルの5分足チャートです。
大陰線、大陽線が多く、さらには長いヒゲが頻繁に出現してますよね。
ポンド/ドルの短期トレードは万全のリスク管理を
このような値動きのクセがあるということは、きちんとリスク管理してないと一瞬で大きく負ける見込みが高いことがわかりますよね。
ドル/円のようにおとなしい値動きではないことを頭に入れて、損切をしっかりと入れてトレードしないと痛い目を見ることになります。
短期間で大きく稼げる可能性も秘めている
逆に、短い時間で大きな値動きに終始するため、短期間で資産を大きくすることも可能です。
デイトレやスキャルで、リスクを取って短期間で大きく稼ぎたい人にはオススメの通貨ペアになります。
中長期では綺麗なチャートを描画
短期では非常に荒い値動きのポンド/ドル。
けれども、中長期では綺麗なチャートを作り出します。
要するに、テクニカル的に素直なチャートを作りやすいのがポンド/ドルなのです。
中長期は、テクニカル分析をメインに行うトレーダーにとっては扱いやすい通貨ペアであると言えるでしょう。
日本時間の1:00頃のロンドンフィックスは要注意
日本時間の午前1:00(夏時間は0:00)はロンドンフィックス(ロンドンフィキシング)という金現物の値決めがあるんですね。
なので方向感の見えない荒い動きになりやすいです。
ロンドンはGoldや貴金属の現物取引の世界的な中心地。
ロンドンフィックスで決められた価格が世界の取引価格のベースになります。
まりえ
BOE政策金利の発表時間に注意
英国の中央銀行BOEの政策金利の決定会合は、毎月上旬の水・木曜日。
そして発表は木曜日の正午、日本時間21:00(夏時間は20:00)です。
通常、BOE政策金利の発表ではポンド/ドルは大きな反応をしません。
ただ、サプライズがあるなど市場の予想を大きく異なる発表があった場合は100pips程動くこともあります。
要人発言等で突発的に大きく動く
ポンド/ドルは、日常的に要人発言などで突発的に大きな値動きをします。
最近で言えば英国のEU離脱、通称ブレグジットに関する発言やニュースです。
2021年下半期ポンド/ドルの見通し
2020年、先進国の中でもコロナにより甚大なダメージを受けた英国ですが、スピーディーなワクチン接種が進んだことで他の国より一歩進んで復興の兆しが出ています。
経済回復に関してIMFも太鼓判を押している英国ですが、ここではポンド/ドルの2021年の値動きについて考えたいと思います。
ワクチン接種率が60%超え
英国はコロナの感染状況が深刻な状態になり、2021年初めにかけて厳しいロックダウンを行っていました。
でも2021年6月現在、ワクチン接種の進捗状況が世界の中で抜きんでている状態に。
6月12日現在、英国内の合計接種数は7130万回以上、1回以上ワクチン接種完了率は62.5%、必要回数ワクチン接種完了率は44.8%に上ります。
ちなみに米国は合計接種数3億900万回、1回以上ワクチン接種完了率は52.7%、必要回数完了率が43.7%、日本は合計接種数2368万回、1回以上14%、必要回数完了率4.8%です。
世界的にも感染者数が少ない方の日本で1万人あたり2人弱ですので、英国にはかなり明るい兆しが見えてきていると言えます。
IMFは英国経済は2年連続5%成長と予測
英国は4月12日にパブなどの営業再開、5月17日に飲食店の屋内営業、映画館、劇場、ホテルなどが営業再開と行動制限の解除を段階的に行っています。
このまま順調に経済活動が再開されていけば内需の復活により景気回復も期待できます。
まりえ
かといって成長が底堅いわけではない
でも、これは英国経済が底堅いことを物語っているのではなく…。
2020年の英国の経済成長率は-10%。
2年間で5%ずつ上昇したとしてもプラスには転じません。
英国は輸出先の大半が欧州向けですので、結局欧州の経済が回復しないことには輸出の回復は期待できません。
つまり、コロナ後のリバウンドで上昇はあるものの、以後は極めて緩やか成長になる可能性も高く、長期的なものではなさそう。
政策金利が2023年から利上げ!?
5月6日、BOEは政策金利を0.1%に据え置きと発表。
社債買い入れ残高の目標も200億ポンドに保ち、国債買い入れ目標残高を8750億ポンドの維持に決めました。
今回の会合で、BOEの理事のボーデン氏が国債買い入れ高を減額すべきと主張しましたが、このような主張が出てきたことで、英国が金融緩和から金融引き締めへ転換の兆しが出てきたことを示唆しています。
BOEは今回の発表で経済活動再開が予定よりも早くなったことや一時的な物価押上げ要因から景気見通しを上方修正しました。
とはいえ、早急に大幅な金融引き締めに転換するわけではなく、緩和的な金融環境を維持しながら2023年頃から利上げを開始するとの見方が有力です。
テクニカル面での値動きの予測
中長期の値動き
現在ポンド/ドルは長期では2017年からのレンジ相場、直近では上昇トレンド中です。
長期のレンジ相場の上値1.42ドル地点に到達している状態ですので、レンジ相場継続という見方であれば1.2ドルを目指して下降していくシナリオが見えてきます。
もう1つのシナリオとしては2020年3月からの上昇トレンド(オレンジのライン)。
2本のオレンジの平行線の間を行き来するダウ理論の形を形成しています。
平行線の上のライン、1.5ドルを目指していくか、下のラインを下方ブレイクするようなことがあればダウ理論の形は崩れ、上昇トレンド終了です。
短期の流れ
日足では現在2020年3月からの上昇トレンド中。
ただ、直近の値動きに注目すると、上昇の勢いは衰え、細かい横ばいですよね。
1.42ドルの壁は相当厚いと思われ、1.40ドル、1.38ドルを目指して下降する可能性がありますので要注意です。
逆に上昇した場合の目標値は1.44ドルです。
いずれにせよ、現在の横ばいが長くなればなるほど大きく上下に放たれるので注意が必要です。
英国の経済回復に注目
英国は世界の中でもワクチン接種がスピーディーに進んでおり、早い経済回復が期待されます。
ですがコロナ前の水準を上回るには、近隣諸国の状況を踏まえてもまだ時間がかかるでしょう。
ポンド/ドルに関しても、その点を踏まえてあまり楽観視せず、下降リスクも考慮しながらトレードしていきましょう。
週足で長期的な流れを見る
ポンド/ドルは長期的に下降トレンドを形成しています。
まりえ
レンジ内の1.1250付近まで下降してから反発し、1.2700あたりまで上昇するという動きが予想されます。
日足チャート
まりえ
値動きは2本の緑色の水平線の範囲に収まっていることが分かります。
2020年6月25日現在は、6月10日にレンジの上限にポンド/ドルが到達し、レンジの下限(下の緑色のライン)に向かって下降しているところです。
また、前のもみ合いのオレンジ色のラインが6月10日から影響しているように見えます。
なので、もしこのラインに影響されるなら下降の目途は1.2300円にとどまり、その後の上昇の目標値は1.2600付近となります。
また、3月20日から始まるサポートライン(ピンク)を6月18日に割り込んでしまっていますので、ピンクのラインに上値を抑えつけられる可能性も考えられます。
値動きの荒いポンド/ドルでトレードを始めるならゼロカットがあるXMがオススメ
ポンド/ドルは短期では非常に値動きが荒く、損切をしっかりと行っていないとリスクのある通貨ペアです。
その反面、短時間で大きく稼げるという魅力も持ち合わせています。
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ですが、デモでは成績がいいのにリアルになっていきなり失敗が続くということもよくあります。
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