この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
- 高値と高値、安値と安値を結んでトレンドラインを引く
- 直近の高値・安値を意識する
そんな言葉をよくFX関連の書籍やネットで見ますが、高値と安値の基準って考えていますか?
高値と安値は一定の基準を決めないと、トレードの振り返りが上手くいきません。
一貫したルールで環境認識を行うためには、高値・安値の基準を決めることが大切なのです。
「でも、どうやって?」と思いますよね。
そこで活用するのが「スイングハイ」「スイングロー」なのです。
スイングハイ・スイングローってなあに?
まずは定義から
- スイングハイ…最高値より低い高値のローソク足が、最高値を中心に左右6本できる
- スイングロー…最安値より高い安値のローソク足が、最安値を中心に左右6本できる
文字だけ見ると???ってなりますね。
では、チャートで見ていきましょう。
要するに、スイングハイであれば高値を中心に、それよりも最高値が低いローソク足が前後6本ずつで囲んでいれば良いという訳です。
終値が低くても最高値が超えているとダメです。
なぜ6本なの?
「じゃあ、なぜ6本なのか?」
「6本以外だとダメなの?」
と思いますよね。
6本で定着してるのは、有名トレーダーのラリー・ウィリアムズ氏が書籍の中で6本と定義したから。
1週間は5営業日なので5本でも良いのですが、彼のトレード経験上6本が良いと結論づけているので真似しよう、ということで6本が一般的となっています。
まりえ
5本にしているトレーダーもいれば、2~3本にしているトレーダーもいます。
自分でルールさえ決めてしまえば経験上最も良いローソクの数で高値を決めれば大丈夫ですが、最初はラリー・ウィリアムズ氏のルールどおり6本から始めてみましょう。
使いこなすと難解なチャートでも高値・安値を探せる
マスターすれば、わかりにくい地合いでもチャートの高値を見つけ出すことができます。
👇の2つのチャートだと「どこを高値(安値)と判断するべきか分からない…」という人もいるでしょう。
ほぼ横ばいで明確なトレンドが出てないので、ルールを決めていないと高値・安値の基準がバラバラになりがちです。
スイングハイ・スイングローを使って高値・安値を探るやり方
高値(安値)と思われる前後6本のローソク足が、高値(安値)よりも低ければ(高ければ)良いので、ローソクを数えながら検証していきます。
上の2つのチャートはどちらも一見横ばいに見え、どこが高値、安値か見つけにくい並び方をしていますよね。
でもこのやり方なら、どこを高値・安値にすれば良いのか一目瞭然なのです!
【メリット】チャート分析に一貫性が出る
スイングハイ・スイングローのやり方は分かりました。
では、スイングハイ・スイングローのメリットとは何でしょうか?
最大のメリットは、チャート分析に一貫性が出るという面です。
いつも同じ定義づけでチャート分析を行えば、トレードシグナルにも一貫性が出ます。
逆に定義づけを行わずになんとなく「ここが高値かな~」と思いながら分析していると、トレードシグナルの根拠がバラバラになります。
まりえ
なので、トレードスキルも上達しません。
一方スイングハイ・スイングローで高値・安値の定義をルール化していると、トレンドラインも正確に引けるようになります。
トレンドラインは恣意的になりがち。
引こうと思えばいくらでも引けてしまうのですが、スイングハイ・スイングローを使うことによって必要なトレンドラインだけを引けますよ。
【実践】トレードでの使い方
それでは実践での使い方を1つご紹介します。
ここではTradingviewのチャートに「Swing high low support & resistance」というインジケーターを表示させています。
チャートは、ドル円4時間足です。
スイングハイ、スイングローのラインが共に何度か同じ価格で重なっているものがあります。
実際、複数のスイングハイ、スイングローが重なる黄色い線上を上昇ブレイクしてからドル円は大きな上昇トレンドになっていますね。
今回は水平線を意識するポイントにしましたが、トレンドラインを結ぶポイントとして用いても良いですし、使い方は自由です。
まりえ
スイングハイ・スイングローを使って目線を固定しよう
スイングハイ・スイングローは、自分の高値安値の定義付けに使います。
- トレンドラインの引き方が分からない
- どれが重要な価格ポイントで、どれが正しいトレンドライン、水平線なのか分からない
と感じているなら、ぜひスイングハイ・スイングローを活用して定義に則った高値・安値を見つけてください。
そうすると、チャート分析の目線が固定され、トレードスキルが進歩するでしょう。