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24時間OPENの為替市場。
このうち最も取引量が多いのはロンドン市場です。
ロンドンフィックスはかんたんに言えば金現物のスポット価格を決めること。
この時間帯は為替が激しく動くため、FXでは要注意の時間帯です。
世界の為替市場の中心地はロンドン
世界経済の中心地といえばアメリカを思い浮かべると思います。
しかし、通貨の取引高が世界で最も大きいのがロンドン市場です。
出典:ウィキペディア
表を見てもイギリスでの通貨の取引高が圧倒的に高いのがわかりますね。
一方、通貨の種類としては米ドルが88%ものシェアで取引されています。
出典:ウィキペディア
ロンドンで為替の取引高が大きいのは、歴史的に見て昔は英国が世界の覇権を握っていたことに由来します。
産業革命と植民地支配により、経済力を強固にしていったことと海軍を代表とする軍事力により英国は世界のリーダーとして存在していました。
当時、ロンドンには世界中のお金が集まり、金融都市としても機能していた名残が今でも残っています。
- 現在でもヘッジファンドが多い
- かつての取引の中心となっていた金やプラチナのような貴金属の取引の中心地となっている
- 地理的にも歴史的にも中東との関わりが他の国にくらべて深いため、オイルマネーの流入が多いことにより、通貨のやり取りが現在でも活発
ロンドンフィックスってなあに?
この金の値決めは1919年から実に100年も続いてきた方式です。
金と銀の取引は株式のように証券取引所のような一か所で取引をする取引所形式ではありません。
買い手と売り手が価格を合意して行います。
ですが、双方のやり取りだけではどの値段が本当の市場価格なのかが分かりませよね。
貴金属店も宝飾店も保有している在庫がいくらの価値で評価されるのかも分かりにくいですね。
金の値決め
金値決めでは土日祝日以外の毎日午前10:30と午後3:00にブリオンバンク数行が集まって、この時点でもっと受給状況を反映した価格を1つ見出します。
これが「その日の金価格」とされているんですね。
ロンドンフィックスの時間はいつ?
- 冬時間1:00
- 夏時間0:00
値決めされた金価格は世界の金市場のバロメーターになります。
金の現物は米ドルで取引されます。
そのため、ドルを中心とした為替に大きな影響します。
激しい値動きに要注意
ロンドンフィックスの時間帯は為替が大きく動き、値動きが読みづらくなりますので気をつけましょう。
しかも、1時間前の日本時間0:00にはNY市場でオプションカットもあり、相場が投機的な動きします。
なので初心者は手を出さない方が無難です。
ロンドンフィックスの手法
その① NYオプションカット~ロンドンフィックス直前までの順張りトレード
NYオプションカットからロンドンフィックス直前までは同一トレンドが継続する傾向があります。
この傾向を利用して、順張りのトレードを行う方法です。
チャートは5分足を使用します。
0:00(夏時間23:00)のNYオプションカットからのトレンドに注目します。
このチャートでは23:50から陰線が続き、0:00で大陰線が出現して、スラストダウンの形になっています。
これは勢いのある下降を示していますので、この流れに素直に従ってショート戦略を取ります。
ポジションは遅くとも0:50くらいまでに閉じます。
トレンドの捉え方は自分の得意な方法で構いません。
移動平均線でもトレンドラインでもOKです。
また、トレンドが分かりにくいときはトレードを見送ります。
月末などで値動きが荒すぎるなと感じたときも無理にトレードする必要はありません。
その② プライスアクションを使ってスキャルピング
ロンドンフィックスの荒い値動きを使ってプライスアクションで素早くエントリーする方法です。
プライスアクションはローソク足1本or2~3本を組み合わせた形状から次の値動きを予測します。
なので、組み合わせのパターンを覚えておかなければなりません。
しかし、かなり早く売買の判断を出すことができる手法ですので、少しずつパターンを覚えて武器を増やしていくと、ロンドンフィックスだけでなく、他の時間のスキャルピングトレードにも活用することができます。
ピンバー
ピンバーは金づち型のローソク足で長いひげにコマ足がついているのが特徴です。
ピンバーの出現はトレンド転換のサインとなります。
トレンド転換のサインと言ってもロンドンフィックスのような相場が荒れているときにはダマシになる可能性があります。
なので、ピンバーが現れた次のローソク足でトレンド転換したのを確認してエントリーする方が安全です。
買い(売り)の2バーリバーサル
2バーリバーサルもトレンド転換のサインです。
買いの2バーリバーサルは陰線の後、陰線を打ち消すくらいの大陽線が出ています。
このように前のローソク足を打ち消すような大きなローソク足が出たときは転換を示唆します。
2バーリバーサルでもピンバーと同様。
ロンドンフィックスでは確実にトレンド転換するのを確認してからエントリーする方が無難です。
オレンジの四角内の買いの2バーリバーサルの後、陰線のコマ足が2個出ています。
これではまだトレンドが始まっていると見るには弱いのでエントリーしません。
その後の陽線が2バーリバーサルの前の陰線を終値で超えているので、ここでエントリーです。
スラストアップ(スラストダウン)
これは大陽線または大陰線が続けざまに出現する形。
勢いのあるトレンドが起きていることを示唆しています。
ローソク足が長いほど勢いがあります。
スラストアップが現れたら素直に順張りでエントリーしましょう。
スラストアップは2本大陽線が続いていてもエントリーして良いです。
でもわたしの場合は、3本のスラストアップを確認したらエントリーしています。
厳密に言えば、3本目が大陽線になるのが分かったら3本目を描画中にエントリーします。
ロンドンフィックスの時間帯はトレードを避けるのも戦略の1つ
値動きが大きくなり、特に月末は荒くなります。
読みづらい値動きになることもありますので、この時間帯は手を出さないのも1つの手です。
とはいえ、1回のトレードでの利幅が大きくなるというメリットも!
ロンドンフィックスの時間帯を狙ってトレードするなら、損切りルールを徹底してトレードに挑むようにしましょう✨
\わたしはココでトレードしています👇👇/