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数多くの指標のうちでも、最も知名度が高いのが移動平均線でしょう。
使いやすさや見やすさから多くの人が使っています。
今回はその移動平均線から作成されるMACDついて紹介していきますね⭐️
まりえ
移動平均線ではエントリーサインが現れるのが遅いという意見も聞かれるので、相場によってこの2つを使い分けるとよいでしょう。
MACDの計算方法や見方はどうするの?
まず移動平均線はどのような指標なのかを思い出してください。
移動平均線は過去のローソク足の平均値です。
5日間の移動平均線であれば、現時点を含む5日間の平均値、20日間の平均線であれば25日間の平均値をプロットしていきます。
そして、各地点を線で結んだのが移動平均線ということになります。
この移動平均線を使ってMACDは作成されています。
計算式はとても簡単なので覚えておきましょう。
もしも短期が長期よりも大きければMACDラインの値はプラス、逆に短期が長期よりも小さければ値はマイナスです。
さらにMACDラインの値が0のとき、短期と長期は等しい値に。
また、MACDのラインに加えてシグナルラインも表示されます。
シグナルラインはMACDラインの移動平均線。
トレンド相場ではMACDラインとシグナルラインのポジショニングが重要。
これは後ほど詳しくチェックしますね!
そして、2つのラインの位置関係を視覚的にパッと分かるように、ヒストグラムと呼ばれる縦棒の集合が表示されます。
まりえ
MACDがシグナルラインを上回っていればヒストグラムは0よりも上。
反対にMACDがシグナルラインをより低いとヒストグラムは0より下。
あなたのチャートのMACDも解説通りになっていますか?
次にMACDを実践でどのように使えばいいのか見ていきましょう。
レンジ相場で逆張り
MACDはオシレーター系指標の性質を持ち合わせています。
MACDではレンジ相場の時プラスの値を取っていれば買われすぎ、マイナスの値を取っていれば売られすぎですね。
買われすぎサインならショートでエントリー、売られすぎならロング、逆張りを仕掛けるのがオシレーター系指標を使うときのセオリー。
赤色のMACDラインで山や谷を作っている箇所がそうですね。
各エントリーポイントには水色で印をつけてみました。
プラスの範囲で山を作ったら売りでエントリー、マイナスの範囲で谷を作ったら買いでエントリーしましょう。
トレンド相場はサインが現れても、それまで通りトレンド継続の見込みがあります。
MACDはレンジのみで効果を発揮することに注意してください。
一方で決済ポイントはこれといった決まりはありません。
ただし、ロスカットは迅速に行いましょう。
山や谷でエントリーしたものの、MACDの方向がもとに戻ってしまったらすぐに決済することが大切です。
トレンド相場の転換点を狙おう
MACDはトレンド相場の転換点で大きな力を発揮します。
ここでは、MACDに加えてシグナルラインも見てくださいね。
シグナルラインはMACDの移動平均線。
なので、変化に遅れて反応するんですね。
エントリーサインは次の通り。
- 上昇トレンドから下降トレンドに転換⇒MACDがシグナルラインを↓に抜ける
- 下降トレンドから上昇トレンドに転換⇒MACDがシグナルラインを↑に抜ける
下のチャートで確認してみましょう。
水色丸印でエントリーします。
上昇→下降トレンドへ転換したと判断できますね。
ここはショートです。
ローソク足を見ると、上昇→下降トレンドに移って少し時間が経過したところですね。
ここで、レンジ相場のようにMACDが山を作ったところをエントリーサインにすればいいのではないかと疑問に思われるかも知れません。
しかし、ダマシが発生するリスクを考えればMACDラインだけで判断するのは止めておいた方がよいでしょう。
トレンド相場ではどちらかの一方向に大きく動くことも珍しくないので、予想が外れるとドカンと損失を出してしまうことも。
シグナルラインを考慮することによって、エントリーポイントを遅らせたほうが確実というわけです。
まりえ
何度も交わる場合、ロスカット後に再エントリーしてもOKです。
まとめ
まりえ
最後に今回の重要ポイントを振り返っておきましょう。
- MACDラインは2本の移動平均線の差によって作られる
- 移動平均線より早くエントリーサインが現れる
- レンジではMACDラインの山や谷がエントリーポイントになる
- トレンド相場ならMACDとシグナルラインの交わる箇所がエントリーサイン