上ヒゲ陽線をわかりやすく解説!高値圏や底値圏で現れたら…?

上ヒゲ陽線

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ローソク足は”1本だけ”でも相場の情報がギュッと詰まっていますね!

特に実体やヒゲの長さは市場心理をよく表しています。
次の値動きを予測する上でとっても重要ですよ。

まりえ

今回は”上ヒゲ陽線”が何を表しているかを見ていきましょう。

「上ヒゲ陽線」ってなあに?

ローソク足の陽線の上だけにヒゲが付いている形を指します。

でも「上ヒゲ陽線」と一口に言っても実体とヒゲの大きさによって意味合いが変わってくるんです。

上ヒゲ陽線は高値から押された、つまりは高値を打ち消した形になるので、

  • 実体の長さ(始値からどれくらい上昇したのか)
  • 上ヒゲの長さ(高値からどれくらい押されたか)

がローソク足を見るポイントとなります。

ポイントを踏まえた上ヒゲ陽線の意味
  • 上ヒゲが長くなるほど弱気
  • 実体が短いほど弱気

高値圏で上ヒゲ陽線が現れるケース

なが〜い上ヒゲ陽線が現れたら??

陽線・陰線どちらでも「大きく上昇したが、その後反発して大きく下落した」という意味になります。

大きな上昇を打ち消す形となり、その勢いを保てずに下落したことになるんですね。

上昇に対しての下落圧力が高く、利益確定による売り圧力が強くかかっているので、上ヒゲの長い陽線が高値圏で現れたらトレンド転換を示唆しています。

ヒゲが長くなればなるほど、実体が小さければ小さいほど、売りの圧力が強いことを示唆しているので、反落の見込みが高くなります。

天井圏での長い上ヒゲのローソク足

天井圏で上ヒゲの長いローソク足が現れたら、これは有名な売りエントリーのシグナルです。

ヒゲが長く伸びているほど強いシグナルとなので、覚えておくと役立ちますよ^ – ^

短い上ヒゲ陽線が現れたら??

短い上ヒゲと長い実体の上ヒゲ陽線は「陽の寄り付き坊主」です。
長い上ヒゲ陽線よりは、ややトーンが落ちます。

高値圏での短いヒゲの上ヒゲ陽線

上昇勢力はあるけれど伸びきれない形で、高値圏で現れると下落へとつながりやすいのが特徴です。

始値からは勢いよく上がったが、その勢いは最後まで続かずに押し返されてしまったんですね。

高値圏で上ヒゲ陽線が現れたら出来高をチェック!

まりえ

高値圏で上ヒゲ陽線が出ても、必ず下落に転じる訳ではありません。
売り圧力を上回るほどの買いが出れば高値を更新します。

上ヒゲ陽線を上抜くときは出来高を伴うので、出来高をチェックしましょう。

FXでは正しい出来高を把握できない

為替は株式みたく取引所でのトレードではなく、圧倒的に相対取引の方が多いので、出来高を知るのは難しいです…。

ただ「くりっく365」は店頭取引のFXなので、その出来高が公表されています。
でも、それをチェックしながらのトレードはやや不便(><)

そこでMT4に出来高インジケーターを表示させてみてはどうでしょうか??
ティックの更新回数を出来高としてみなしています。

MT4の出来高表示はとってもかんたん

まりえ

チャートタブの「出来高」をクリックしてボタンをオンにするだけなんです!

MT4の出来高の表示方法

またはボリューム(Volumes)というインジがMT4・MT5にもデフォルトであるので、そちらでも◎。

ではチャートに戻ります。

出来高を表示させたチャート

特に、短いヒゲと長い実体の陽線が出現し、その後出来高が伴えばさらに上昇してく見込みが高いと考えられます。

ヒゲが短いと下降圧力はそこまで高くないので、上ヒゲ陽線を抜いて高値を更新しやすいです。

底値圏で上ヒゲ陽線が現れるケース

底値圏でなが〜い上ヒゲ陽線が現れたら??

底値圏で出たなら買い転換のシグナルとなるケースがあります。

底値圏での長いヒゲの上ヒゲ陽線

売りが一服し、大きな買いが出たものの売り勢力に押されて打ち消された形です。
依然売りが強いものの、買い勢力が出てきたことを示唆しています。

この後時折上ヒゲ陽線が出てくるようであれば、そろそろ上昇転換すると警戒しておこうという合図となります。

底値圏で短い上ヒゲ陽線が現れたら??

買いの決定線

陽の寄り付き坊主が底値圏で出たなら、酒田五法では「買いの決定線」といい、買いシグナルとなります。

底値圏での短いヒゲの上ヒゲ陽線

実体の長い上ヒゲ陽線が底値で現れたときは、すぐにトレンド転換することはあまりないので飛びつき注意(><)

その後に陰線が数本続き、続いてトレンド転換のパターンが多いので、トレンド終焉のサインとして注目しておくと良いでしょう。

また実体の長い上ヒゲ陽線が出現したら、陽線がいくつか続いたり、しばらく横ばい後に上昇トレンドが発生することも多いのです。

上ヒゲ陽線の後に、どんなローソク足が出てくるのかをよ~く観察すると値動きが見えてきますよ(*^^)v

特に出来高を伴う陰線が続いているとき、大きい実体の短い上ヒゲ陽線が発生したら買い転換のシグナル。

底値圏でこのような上ヒゲ陽線が時々出始めたら、売りがある程度一服して買い勢力が強くなってきているパターンですね。

売買の攻防

下降トレンド中に出来高が大きくなったところで大陽線が出現

上のチャートでは、下降トレンド中に出来高が大きくなり大陽線が見られますよね。
ここで売買の攻防が起こっているんですね。

長い下ヒゲの陰線と陽線が連続してることからも買い勢力の動きが見て取れますが、それでも下落し続けています。

実体の長い上ヒゲ陽線が底値圏で複数回登場し、揉み合いながら最後には上昇転換してます。

この最後の上ヒゲ陽線は包み線なので、陽線1本だけでなく直前の陰線との組み合わせとしても買いシグナルですよね。

どこに現れるかでメッセージが異なる上ヒゲ陽線

上ヒゲ陽線は高値圏と底値圏で現れたときでは意味合いが異なります。
特に実体の長いローソク足なら、単純なトレンド転換とならないことも。

その時はすぐにトレードの判断をせず、出来高や前後のローソク足との関係を見てトレードしてくださいね☆

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